はじめに
行政書士に業務を依頼する際、「何から始まり、どこまで進むのか」が分かりにくいと感じる方は少なくありません。特に、初めて行政書士を利用する場合、相談の段階と正式な依頼の違いが曖昧なまま不安を抱くこともあります。
行政書士業務は、いきなり書類作成に入るものではなく、一定の確認や整理を経て進められるのが一般的です。ここでは、行政書士に依頼する場合の基本的な流れを、全体像として説明します。
制度・業務の事実説明
一般的に、行政書士への依頼は次のような段階で進みます。
まず、依頼者からの相談や問い合わせを受け、どのような手続きや書類が必要かを整理します。この段階では、行政書士が対応可能な業務かどうかの確認も行われます。
次に、業務内容・範囲・報酬の説明が行われ、双方の合意が得られた場合に正式な依頼となります。行政書士は、合意した範囲内で必要な書類の作成や手続きを進めます。
なお、行政書士は法律で定められた業務範囲に基づいて活動しており、代理交渉や裁判手続きなどは対象外です。そのため、内容によっては他士業の関与が必要になる場合もあります。
当事務所の取り扱い方針
当事務所では、依頼前の段階で業務内容を整理し、行政書士として対応できる部分と対応できない部分を明確にします。対応可能な業務については、作業範囲と進行の目安を事前に説明します。
一方で、内容が未確定なままの作業着手や、判断を行政書士に委ねる形での依頼は行いません。事実確認や前提条件が整った段階でのみ、業務を受任する方針としています。
補足・注意点
行政書士への相談と正式な依頼は異なります。相談段階では状況整理が中心となり、書類作成や提出は依頼成立後に行われます。
また、依頼者側で準備すべき資料が揃わない場合、業務が進められないことがあります。手続きの多くは、提出先の行政機関が求める形式や内容に左右されるため、途中で内容変更が生じる可能性もあります。
最後に
行政書士に依頼する流れは、相談、業務内容の確認、合意、書類作成・手続きという段階を踏んで進むのが一般的です。全体の流れを事前に把握しておくことで、手続きに対する不安や誤解を減らすことができます。

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