1. 導入
相続が発生した直後は、
「何から手を付ければよいのか分からない」
「期限がある手続きがあると聞いたが、全体像が見えない」
といった状態になりがちです。
相続手続きは、戸籍の収集、財産の確認、相続人の整理など、
複数の作業が一定の順序で発生するという特徴があります。
順番を誤ると、手戻りが生じたり、不要な負担が増えることもあります。
本ページでは、相続手続きを始める前に
現状を整理するためのチェックシートを掲載しています。
2. テンプレートの位置づけ
このチェックシートは、次の目的で作成しています。
目的
- 相続手続きの全体像を把握する
- 自分が把握できている情報・できていない情報を整理する
- これから何を確認すべきかを明確にする
目的としていないこと
- 相続方法(単純承認・限定承認・放棄等)の判断
- 法的な結論の提示
- 手続きの代行や結果の保証
あくまで、事前整理用の参考資料です。
3. 想定している利用者
向いているケース
- 相続が発生したばかりで、状況整理から始めたい方
- 相続人や財産について、情報がまだ揃っていない方
- 手続きを進める前に、自分で一度全体を確認したい方
向いていないケース
- 相続内容が複雑で、すでに専門的判断が必要な状態の方
- 紛争が生じている、または生じる可能性が高いケース
- 具体的な手続き方法や結論を求めている方
4. テンプレートの使い方
- 分かる範囲で空欄を埋める
- 不明な項目には無理に記入しない
- 未確認事項を把握することを目的とする
- 記入後、全体を見直して整理状況を確認する
判断が必要な部分は、このチェックシートでは扱いません。
5. 無料テンプレート本文
相続手続きを始める前のチェックシート
※印刷(A4・1〜2枚)を想定した構成です。
【1】被相続人(亡くなった方)の基本情報
- 氏名:
- 生年月日:
- 死亡年月日:
- 最後の住所地:
- 本籍地(分かる場合):
【2】相続人の確認状況
- 配偶者の有無: □あり □なし
- 子の有無: □あり □なし
- 代襲相続の可能性:□あり □不明 □なし
相続人として考えられる人を書き出す
(確定していなくても可)
- 氏名:
- 続柄:
- 生存確認:□確認済 □未確認
(必要に応じて複数行)
【3】戸籍関係書類の確認状況
- 被相続人の出生から死亡までの戸籍
□未着手 □一部取得済 □取得完了 - 相続人の戸籍
□未着手 □一部取得済 □取得完了
【4】財産の把握状況(分かる範囲で)
プラスの財産
- 不動産:□あり □なし □不明
- 預貯金:□あり □なし □不明
- 有価証券:□あり □なし □不明
- その他:
マイナスの財産
- 借入金:□あり □なし □不明
- 未払金:□あり □なし □不明
【5】遺言書の有無
- 遺言書の存在:□あり □なし □不明
- 保管場所(分かる場合):
- 自筆証書/公正証書等の別:
【6】期限が関係する手続きの認識
- 相続放棄・限定承認の期限があることを知っている
□はい □いいえ - 期限の起算点を確認している
□はい □いいえ
【7】現時点での未確認事項メモ
(自由記入)
6. 注意事項・免責
- 本チェックシートは、一般的な相続の流れを整理するための参考資料です。
- 個別の事情や法的判断には対応していません。
- 本テンプレートの使用により生じた結果について、作成者は責任を負いません。
- 相続方法の選択や法的判断が必要な場合は、適切な専門家への確認が必要です。
7. まとめ
このチェックシートは、
相続手続きを始める前に、情報を整理するための補助資料です。
すべてを正確に記入することよりも、
「分かっていること」「分かっていないこと」を把握することを目的としています。
相続手続きの全体像を確認する一助として、
必要に応じて活用してください。

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